アムステルダム国立美術館 さくっと2時間・ゆっくり半日

オランダ・アムステルダムを訪れたら、絶対に外せないのが「アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)」です。レンブラントやフェルメール、ゴッホなど、オランダを代表する巨匠たちの名作が一堂に会する場所で、美術ファンならずとも「知ってる」作品に出会う体験ができます。
この記事では、実際に訪れて感じた見どころや回り方のコツ、人気のお土産情報まで、これから訪れる方に役立つ内容をまとめました。
基本情報とアクセス

アムステルダム国立美術館は、ミュージアム広場(Museumplein)に位置し、ゴッホ美術館や市立美術館とは広場でつながっています。
中心地からはトラムで簡単にアクセスでき、観光の拠点としても便利です。
チケット・当日券

当日券の購入も可能です。販売所は、美術館入口から少し離れたところにあり、広場側の通路出入口付近で、緑色の丸い看板が目印。
ただし繁忙期は混雑するため、事前予約が安心です。オンラインから日時指定を行い、必要ならオーディオガイドの予約も同時に行います。
予約完了後メールに送られてくるバウチャーがチケットになります。当日まで大切に保管しておきましょう。
所要時間の目安と回り方のコツ

オランダ美術を中心に、展示作品数が非常に多いため、全てをしっかり見ようとすると半日〜1日は欲しいところ。フェルメールやレンブラントといったハイライトを絞って見れば、2〜3時間でも十分ですが、せっかくなら、3〜4時間みておくと、ゆっくり、休憩しながら見られます。
スケジュールに合わせて計画してみてください。
オーディオガイド(€6.50)
オーディオガイドは日本語にも対応しており、解説を聞きながら巡ることで理解がぐっと深まります。
公式アプリ(無料)
公式アプリはオランダ語と英語のみです。作品横にある番号を入力すると、音声か流れます。事前にダウンロードをするのと、イヤホン持参をお忘れなく!また、館内の順路のガイドもあります。
代表作には、鑑賞の手助けになるパネルや、「ask me」ではスタッフに声をかけることもできます。
見どころ|フェルメールとレンブラントの名画に会える

朝イチ、まず最初に2階の展示室に向かう
展示室は1階・2階に分かれています。ここでは《牛乳を注ぐ女》など、世界的に有名なフェルメール作品が複数展示されています。
また、同じ区画にレンブラントの《夜警》が展示されており、その迫力に思わず立ち止まって見入ってしまいます。2025年4月現在、《夜警》は修復のため、ガラス張りに囲まれています。作品のまわりに修復のための足場が組まれていますが、鑑賞は可能です。作品の修復作業をしているときは、その作業もみることができるそうです。
ゴッホも見られる?
ゴッホの作品も展示されています。ただし作品数は少ないため、もっと見たい方は近くのゴッホ美術館へ。
建築美と図書館にも注目

建物自体も荘厳なネオゴシック様式で、館内の図書館(Cuypers Library)の、中世の世界に迷い込んだかのような空間は、近年人気です。2階から中を眺められます。
ミュージアムカフェ

美術館内にはMuseum Caféがあり、落ち着いた雰囲気の中でコーヒーや軽食を楽しめます。展示を見終えた後、ここでひと息つくのもおすすめ。スタッフの誘導で席についたら、モバイルオーダーでの注文となります。
カフェのメニューは老舗の「ホルトカンプ」のケーキが楽しめます。
写真はアップルクランブルとミントティー。
ミュージアムカフェのほか、エリア周辺にもおしゃれなカフェが点在しているので、アート鑑賞後の余韻にひたりながらゆったり過ごすのも素敵です。
ミュージアムショップ

美術館を満喫した後は、ミュージアムショップで自分へのお土産を。数は少ないですが、オリジナルグッズが揃っています。
レンブラントの夜景やフェルメールの牛乳を注ぐ女をモチーフにしたミッフィーグッズや、美術館のロゴをあしらったオリジナルトートバッグなどがあります。
ショップとカフェは美術館の中にありますので、美術館利用者のみ入ることができます。
ミュージアム広場にも「アムステルダム国立美術館」「ゴッホ美術館」の2つの美術館のグッズを扱うショップがあります。ここでは、種類は少ないですが、各館の人気グッズや、ミッフィーの人形の販売があり、チケットなしでも利用できます。
まとめ

アムステルダム国立美術館は、美術に詳しくなくても楽しめる工夫がたくさんあり、「本物の名画を間近で見る」という感動を与えてくれる場所でした。
短時間でもハイライトをしっかり押さえれば満足度は高いはずです。時間に余裕があれば、ぜひ半日かけてじっくり楽しんでみてはいかがですか。