アムステルダム国立美術館を200%楽しむ!見どころ、所要時間、予約方法を解説

オランダ・アムステルダムを訪れるなら、絶対に外せないのが「アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)」
レンブラントフェルメールゴッホなど、オランダを代表する巨匠たちの名作が一堂に会し、美術ファンならずともだれもが知る名画を実際に見ることができます。

この記事では、実際に訪れて感じた見どころや回り方のコツ、チケット・予約情報、人気のお土産情報についてまとめています。

アムステルダム国立美術館│基本情報とアクセス

アムステルダム国立美術館は、ミュージアム広場(Museumplein)に位置し、ゴッホ美術館や市立美術館とは広場でつながっています。
最寄りのトラム停留所は「Museumplein」。アムステルダム中心地からはトラムで簡単にアクセスできます。また、スキポール空港からはバスで乗換なしでアクセス可能です。

営業時間:毎日9:00〜17:00
入場料:€25(18歳未満は無料)
チケット:オンライン予約がおすすめ

見どころ|フェルメールやレンブラントの名画に会える

フェルメールとレンブラントの名画が集まる2階に直行!

展示室は1階と2階に分かれています。
入場したら、まずはレンブラント「夜警」とフェルメール「牛乳を注ぐ女」のある2階に向かいましょう。どちらも2階の同じ区画「栄光の間」に展示されています。

2025年4月現在、《夜警》は修復中でした。ガラス張りに囲まれ、足場が組まれていましたが、鑑賞は可能です。作品の修復作業をしているときは、その様子もみることができるそうです。

ゴッホの作品も見られる?

1階では、ゴッホの作品も展示されています。しかし作品数は少ないため、ゴッホの作品を中心に見たいという方は、近くの「ゴッホ美術館」への訪問をおすすめします。

ゴッホ美術館は、アムステルダム国立美術館から徒歩5分の場所にあります。

1日で両方とも行くことも可能です。午前中にアムステルダム国立美術館、午後にゴッホ美術館へ行くほうが、比較的人混みをさけて鑑賞できるでしょう。
ただし、どちらも事前予約をすること、特に予約が埋まりやすいゴッホ美術館の空き状況を優先してプランを立てることをおすすめします。

建築美と図書館にも注目

美術館の建物自体も、荘厳なネオゴシック様式で圧巻です。

館内奥にあるカイパース図書館(Cuypers Library)の、中世の世界に迷い込んだかのような空間は、近年フォトスポットとしても人気です。2階から内部を眺めることができます。

所要時間の目安と、鑑賞を深めるツール

所要時間│サクッと2時間・じっくり半日

じっくり楽しむなら、3〜4時間以上(半日)
館内をゆっくり鑑賞し、休憩を挟みながら見てまわれます。
展示作品数が非常に多いため、建築も含め全てをしっかり見るなら、半日〜1日必要です。

ハイライトを絞るなら、2〜3時間
フェルメールやレンブラントといった主要作品を中心に見てまわるなら、2〜3時間でも十分です。

鑑賞ツール│オーディオガイド(€6.50)

日本語対応しており、作品の背景や解説を聞きながら巡ることで、理解がぐっと深まります。

鑑賞ツール│公式アプリ(無料)

公式アプリはオランダ語と英語のみとなり、作品横にある番号をアプリに入力すると、ガイド音声が流れます。
また、アプリでは館内の鑑賞順路の提案もありますので、みどころを効率的に見て回りたいとき、便利です。
事前のダウンロードし、イヤホン持参をお忘れなく!

鑑賞ツール│パネル・ask meスタッフ

いくつか代表作には、鑑賞の手助けになるパネルが設置されています(英語・オランダ語)。初心者の立場に立って丁寧にまとめられており、要点が整理されていてとてもわかりやすいです。

また、「ask me」と書かれた看板の前にいるスタッフに声をかければ、質問に答えてくれます。

ミュージアムカフェ

美術館内にはMuseum Caféがあり、展示を見終えた後、ここでひと息つくのもおすすめ。落ち着いた雰囲気の中でコーヒーや軽食を楽しめます。
カフェでは、老舗「ホルトカンプ」のケーキが楽しめます。写真はアップルクランブルとミントティー。
モバイルオーダーで注文・支払いをしましょう。

ミュージアムカフェのほか、エリア周辺にはおしゃれなカフェが点在しているので、アート鑑賞後の余韻にひたりながらゆったり過ごすのも素敵です。

ミュージアムショップ

美術館を満喫した後は、ミュージアムショップで記念品を。

レンブラントの「夜景」やフェルメール「牛乳を注ぐ女」をモチーフにしたミッフィーグッズや、美術館のロゴをあしらったオリジナルトートバッグなど、オリジナルグッズが揃っています。

ショップとカフェは美術館の中にありますので、美術館利用者のみ入ることができます。

ミュージアム広場にも「アムステルダム国立美術館」「ゴッホ美術館」のグッズを扱うショップがあります。こちらは、チケットなしでも利用できます。各館の人気グッズや、ミッフィーの人形などの人気グッズが入手できます。

チケット予約・当日券【オンライン予約がおすすめ】

当日のチケットは、美術館入口から少し離れた広場側の通路出入口付近での購入となります。緑色の丸い看板が目印です。

ただし繁忙期は長い列になるため、オンラインでの事前予約が確実です。日時指定で予約が取れ、必要ならオーディオガイドも同時に予約できます。

予約完了後、メールに送られてくるバウチャーがチケットになります。バウチャーにあるバーコードを提示して入場が可能です。当日まで大切に保管しておきましょう。

また、入口では、持ち物検査があります。
リュック等は美術館内のコインロッカーやクロークに預けるよう案内され、スーツケースは持込不可になっています。サブバックを用意しておくと便利でしょう。広い館内を歩くことになりますので、セキュリティ以外の意味でも、身軽にしておくとストレスなく鑑賞できるのでおすすめです。

まとめ

アムステルダム国立美術館は、美術に詳しくなくても楽しめる工夫がたくさんあり、「本物の名画を間近で見る」という感動を与えてくれる場所でした。

短時間でもハイライトをしっかり押さえれば満足度は高いはず。時間に余裕があれば、ぜひ半日かけてじっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。

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