京都検定は、京都好きなら一度は挑戦したくなる魅力的なご当地試験。でも範囲が広くて「何から始めればいいの?」と迷う方も多いのでは?
この記事では、私が京都検定3級・2級に合格した実体験をもとに、効率的な勉強方法や使ってよかった教材、街歩きのコツまで詳しく紹介します。
合格の鍵はテキストと過去問!

公式テキストは必須、使い倒そう!
京都検定公式サイトによると、3級・2級の問題の7割は公式テキストから出題されるとあります。実際、過去問の多くはテキストを使用して解くことができます。
分厚くて圧倒されますが、分野ごとに章立てされているので、興味のあるところから読み始めてみましょう。
私の使い方
- 過去問の答え合わせをテキストで
問題を解いた後、解説を読む前にテキストを使って答えを調べます。最初は時間がかかって大変ですが、自力で調べることで知識が定着します。
- メモリーツリーで関連語をつなぐ
例:「夏越祓」→ 茅の輪くぐり/水無月/上賀茂神社/人形流し など

テキストは受験に限らず、観光にも便利。
読んでから現地を訪ねることで、観光体験が深まるよ!
過去問10年分を何度も繰り返す
京都新聞公式サイトでは過去問が公開されています。私は過去10年分を印刷して1問ずつ丁寧に解き、分からなかった問題はすべてテキストで確認しました。
毎年、過去問題集が出版されますが、全て揃えるとなると費用がかかりますので、コストを抑えたい方におすすめです。
ただし、京都新聞の過去問には、答えの記載はありますが、解説が付いていません。
一方で書籍版過去問題集は、解説が詳しく、易しく書かれていているため、大変分かりやすいです。ハンディサイズで持ち運びしやすいので、外出先での隙間時間の勉強にも向いています。

過去問のいいことろ
・出題傾向がつかめる
・出題頻度の高い問題が見えてくる
実際に京都を歩こう!体験が知識になる
机に向かって勉強するだけではなく、実際に街歩きをすることをおすすめします!
建築用語や庭園様式など、テキストだけではイメージが難しい部分も、現地で見ると一気に理解が進みます。神社仏閣で御朱印を集めたり、街の案内板や石碑も学習素材に。
モチベーションが上がらないときや、時間がない日は、Googleマップで場所確認+SNSで写真をチェックするだけでも違いますよ。
補助教材と活用法|苦手分野の補完に

以下のような教材も、理解を深めるのに役立ちました。
特に、基本的な歴史の知識があると理解が早まるので、日本史の流れをおさえておくとより楽しめると思います。
・『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書』
山崎圭一(SBクリエイティブ/2019年)
・京都市歴史資料館 フィールド・ミュージアム京都
https://www2.city.kyoto.lg.jp/somu/rekishi/fm/index.html
・高校で使っていた日本史の便覧
・寺社、観光地のSNSアカウント
公開テーマ問題の準備も重要
京都検定では毎年、「テーマ問題」が設定されます。級ごとにテーマが異なり、試験概要とあわせて3月に発表されます。
100点中10点を占めるため、対策なしでは得点が難しくなりますが、しっかり準備すれば得点源となります。
たとえば、2020年の2級のテーマは「スポーツ」でした。ネットで見かけた「軟式野球発祥の地」の像が、普段よく通っている場所にあることを初めて知り、驚いたこともあります。
こうした新たな発見があるのも、京都検定の魅力のひとつです。

私の勉強スケジュール|4ヶ月で2級合格した方法
期間を通してやること
・テキスト片手に観光
・時事問題をチェック(例:2020年の場合、コロナ禍での行事、アマビエなど)
・テーマ問題の学習
9月
テキストざっくり読み+過去問(10年分)1周目
・分からない単語や間違えた問題は、丁寧にテキストで調べる!
・できなくて当たり前なので、1周できればOKです!
10・11月
本格的に過去問+テキスト精読
・過去問10年分の2周目スタート、できるだけ回数をこなします。
解答スピードもアップしていくと、楽しくなってきますよ!
・テキスト精読
・苦手分野をノートにまとめる
12月試験直前
・テーマ問題復習
・時事問題振り返り
・自信のない分野は割り切り、あやふやなもののみ定着させる
勉強は楽しんで、合格を目指そう!
試験は7月と12月の年2回。7月は3級のみとなります。
意地悪問題は出題されませんので、過去問を中心にコツコツと勉強すれば合格できます。
合格点以上を目指すなら、地域のニュースやトレンドも追いかけておくと良いでしょう。
京都検定の一番のメリットは、街歩きが楽しくなること。
試験となると合格対策の勉強になりがちですが、楽しみを取り入れながら合格を目指しましょう!
京都・観光文化検定試験公式サイト
https://www.kyotokentei.ne.jp/
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