京都検定は、寺社や歴史、風習、行事など、広範な分野からの出題があります。
出題範囲が幅広いため、初学者はどのように勉強すればいいのか戸惑うことがありますね。
この記事では、私が2級に合格するまでに実践した勉強方法を紹介します。
3級の受験者も参考になりますよ!
公式テキストブックを活用しよう
公式サイトによれば、2級の7割は公式テキストから出題され、過去問の多くもテキストを使用して解くことができます。
テキストは分厚いですが、歴史や文化、行事、食などのテーマごとに整理されています。
興味を持っている分野から読み始めることをお勧めします。
【テキストの使い方(応用編)】
私は行事カレンダーを見て、メモリーツリーを作りました。関連付けながら覚えると記憶が定着しやすいです。
例えば、6月30日は夏越祓で、茅の輪くぐりや水無月、上賀茂神社の人形流しや百人一首などが関連しています。
○6月30日は夏越祓
└茅の輪くぐり
└水無月
└上賀茂神社
└人形流し
└百人一首
テキストは受験に限らず、持っておくと観光にも便利です。読んでから出かけると、観光体験が深まりますよ!
試験後も辞書代わりに使うことができます。
過去問に没頭しよう
毎年、過去問題集が出版されますが、全て揃えるのは費用がかかります。私は京都新聞のホームページに公開されている過去問を過去10年分印刷し、解けるようになるまで繰り返しました。
解説は付いていないので、疑問点は公式テキストで調べましょう。
過去問×教科書は王道の勉強法で、メリットが多いです。
・調べる過程で覚えられる
・出題傾向が明らかになる
・7割出題のテキストを読み進められる
書籍は解説が詳しくて分かりやすいです。ハンディサイズで扱いやすいので、興味がある人は見てみてください。
実際に京都を歩こう!
実際に訪れることをおすすめします!
私は建築や疎水の篇額、山鉾の場所やいわれに苦戦しましたが、実際に足を運ぶと理解が深まり、記憶に残りやすくなりました。お寺や神社に行くときは朱印帳を持って行き、帰宅後に見返すことも復習になります。
モチベーションが上がらないときは、SNSやガイドブック、グーグルマップを見るだけでも有効です。
おすすめの補助教材
勉強に役立ったものを紹介します。
過去問を解く中で基本的な歴史の知識が必要になることがありました。
・『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書』
山崎圭一(SBクリエイティブ/2019年)
・京都市歴史資料館 フィールド・ミュージアム京都
https://www2.city.kyoto.lg.jp/somu/rekishi/fm/index.html
・高校で使っていた便覧
・寺社、観光地のSNSアカウント
勉強期間
私の場合、仕事もあるため平日は隙間時間にテキストを見返したりトピックを調べたりし、土日に集中して勉強しました。
【期間を通してやること】
・テキスト片手に観光
・時事問題をチェック(例:2020年の場合、コロナ禍での行事、アマビエなど)
・テーマ問題の学習
【9月】
・過去問10年分の1周目スタート
回答は時間がかかっても丁寧に調べます。できなくて当たり前なので、1周できればOK!
【10・11月】
・過去問10年分の1周目スタート
・テキスト精読
平日は隙間時間にテキストを見返したり気になるトピックを調べたりして、土日に集中して勉強していました。
【12月直前】
・テーマ問題復習
・時事問題振り返り
・苦手は諦め、あやふやなもののみ定着させる
公開テーマ問題
毎年変わるテーマ問題。3月に試験概要と一緒に発表されます。
情報は主にネットで収集しました。
2020年の2級のテーマは「スポーツ」でした。ネットで見た「軟式野球発祥の地」の像、近くをよく通るのに知らなかった、ということもあります。
こんな気付きも京都検定のおもしろいところです。
勉強は楽しんで、合格を目指そう!
試験は7月と12月の年2回。7月は3級のみとなります。
意地悪問題は出題されませんので、過去問を中心にコツコツと勉強すれば合格できます。
合格点以上を目指すなら、地域のニュースやトレンドも追いかけておくと良いでしょう。
京都検定の一番のメリットは、街歩きが楽しくなること。
試験となると合格対策の勉強になりがちですが、楽しみを取り入れながら合格を目指しましょう!
京都・観光文化検定試験公式サイト
https://www.kyotokentei.ne.jp/
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