【建仁寺 塔頭 両足院】半夏生の庭園・御朱印│梅雨の京都観光におすすめ

初夏の京都観光、半夏生が美しい庭園

京都・建仁寺の境内にひっそりと佇む塔頭「両足院」。
毎年初夏になると、半夏生(はんげしょう)の白い葉が、爽やかに庭を彩ります。


例年、6月中旬に満開を迎え、書院前の池のまわりを、白と緑のコントラストがふんわりと広がっていました。

書院から眺める涼やかな初夏の風景

受付をすませ書院に上がると、畳の広間から庭園を一望できます。

庭の奥には、趣ある茶室が二棟。
通常は非公開ですが、特別公開の期間中、茶席「臨池亭」にて予約制の茶会が開かれていることがあります。

祇園の真ん中にあるとは思えないくらい、静かで穏やかな時間が流れています。
縁側に腰をおろし、ただ静かに庭を眺めているだけで、じんわりと心がほぐれていくのを感じました。

6月の観光は雨に悩まされがちですが、両足院では書院の中から庭園を眺められるため、雨の日ならではの京都の風情を楽しむことができます。

御朱印にも季節の彩りを

期間限定の御朱印は毎年デザインが異なり、御朱印というより小さな作品のようです。

2021年訪問時には、半夏生の切り絵の御朱印をいただきました。(1,200円)
観音経から「念波観音力(ねんぴかんのんりき)」の文字と、半夏生と寺紋(月星紋)の切り絵です。

通常の御朱印。「知足」とは、両足院の前身である知足院に由来しています。

期間限定公開│2025年初夏の特別公開・概要

両足院は通常非公開ですが、初夏の時期を含め年に数回、期間を限定して公開されています。
また、度々、現代アートの展示を企画されているのも特徴です。

2025年初夏の特別公開

期間:2025年6月1日〜7月13日

予約無しで訪ねる場合は、12時以降となります。半夏生の庭園は書院から眺めることができます。
また、庭園内を散策したい方や、午前中の訪問を希望する方は、予約制となります。

BUAISOU展覧会(予約無し)

料金:1,000円(中高生500円)
時間:12:00〜16:00(16:30閉門)
予約:不要
拝観エリア:本堂・書院(庭園内の散策はなし)

予約制特別拝観(日時指定・庭園散策)

料金:2,000円(中高生500円)
時間:9:30 , 10:00 , 11:00(各回20名)
予約:オンラインサイト
拝観エリア:本堂・書院・庭園散策

在釜

茶室「臨池亭」にて、お抹茶と菓子をいただくことができます。

呈茶

日時:会期中毎日10:00~15:00
料金:1,500円
予約:不要

茶会

日程:6/1(日), 8(日), 21(土), 29(日), 7/5(土), 12(土)
時間:13:00 , 14:00(7/5は14:00のみ・各席5名)
料金:13,200円(拝観料込み・お土産付き)
予約:オンラインサイト

建仁寺塔頭「両足院」へのアクセス

電車でのアクセス

京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約7分
出口④または⑤を出て、四条大橋を渡り、花見小路通を南下すると建仁寺へ

阪急京都線「京都河原町駅」から徒歩約10分
木屋町通または四条通を東へ進み、祇園方面から建仁寺へ向かいます

バスでのアクセス

京都市バス「東山安井」バス停下車、徒歩約7分
京都駅からは206系統のバスが便利です(所要約20分)

雨の京都観光、2回目以降の京都観光におすすめ

6月の京都は、GWと夏休みの間の人出が落ち着く時期。
ゆっくりと丁寧に京都を回りたいという方におすすめのシーズンです。

両足院は、八坂神社や高台寺、清水寺方面への散策にも便利で、四条河原町からのアクセスも良好。観光プランに組み込みやすい立地です。

坐禅体験などは予約が必要になりますので、訪れる前に公式サイトでの確認をおすすめします。

【周辺情報】建仁寺

建仁寺の御朱印・御朱印帳

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